マビノギ飲んだ暮れ日記

お酒とマビノギとエレモンをこよなく愛する人のブログ!
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マビノギ内の演奏は著作権侵害になるか?

サーバーの不具合により画像が全くアップロードできないので、今日は文字だけの更新です。


以下の文章は私の考えによるものであり、その正当性を保証するものではありません。

間違っている可能性もありますし、あくまで自分が出した結論であるというだけの事です。

ですので、他の方の演奏に対してこの考えを主張するという事も一切ありません。


私は自分で演奏することも、人の演奏を聴くことも好きです。

ですが、知財も専門とした明日の○○○を目指す身としては、一度は考えてみみてもいいんじゃないかと思って最近になって調べ、考えて書いた文章です。

著作権侵害は親告罪だから訴えられなければ・・・、という考えはとてもナンセンスです。

ですので、「最終的には裁判所での判断が出ないと分からない」というご意見はご遠慮下さい。

あとJASRACうんぬんの議論は論点からずれています。

以下のような結論になりましたが、私が演奏に対して嫌なイメージを全く持っていないことは、過去の記事を読んでいただければご理解頂けると信じております。


---------以下本文です---------

マビノギ内で演奏している方を見かけることはよくあります。

しかし、ふと考えたのは、著作権が管理されている(例えばJASRACなどにより)曲を演奏することは著作権を侵害することにならないのかなと疑問に思いました。

前置きも長いですが、以下、すごく・・・長いです・・・。



※こちらの記事で参照していた「まねきTV事件」の最高裁判決が出ました(こちら ※リンク先はPDFファイルです)。

参照した判例で最高裁のものが出ましたが(しかも原審とは異なる判決)、記事の内容については書き直してはいません。

その点につきご注意ください(2011.1.24)。

結論から言いますと、私は一部の場合を除いて著作権を侵害している可能性があると考えています。

著作権を侵害していないという結論になって欲しいと考えていただけに、残念な結論でした・・・。


マビノギでの演奏とは、自分もしくは他の者が作ったMMLを使用して音楽を流すというものです。
(MMLを使用しなくても音楽を流す事はできますが、それは問題とならないのでここでは外します)
MMLは、文字数等の制限はあるものの、自分で自由に作成することができ、演奏とは言っても音楽を流す行為自体はクリック一つで自動で行われます。


まず、著作権法30条1項により、私的使用となる複製は侵害とならないため、私的にMMLを作製することは違反になりません(HPでの公開や他のプレイヤーに楽譜を渡す事は含みません)。

また、同法38条1項により営利を目的とせず、観客から料金を受けず(チャリティーでの募金も含むようです)、実演家に報酬が支払われないという3つの項目を満たしていれば、著作物を上演しても侵害とはなりません。

この意味で言えば、スキルアクションの「公演」を使用して著作物を演奏した場合には、営利を目的としているため著作権の侵害となります(実際にお金が支払われたかどうかは関係ありません)。

尚、マビノギ内でのゴールドがリアルマネーに相当するかについては、相当すると考えています。

これは、ポイントショップでリアルマネーで買うことが出来るアイテムの一部が、マビノギ内のゴールドで露店等で買うことが可能であるため、相当性を持つと考えています。
(ネクソンの規約を無視すれば、RMTでリアルマネーに変えられるからでもいいのかもしれません。)


※横線部全て間違いです。
特定のゲーム内だけで通用するゴールドはやアイテムは、法律上の財物に当たらないとの事だそうです。
そのためリアルマネーには相当しません。
間違った記述をお詫びすると共に、正しい記述に訂正いたします(2009.03.15)



ですが、ここで問題となるのはオンラインゲーム内での上演であるということです。

そもそもとしてマビノギでの演奏はあくまで「演奏スキル」であり、MMLを作成して流すのであって「演奏」ではありません。

そのため、実際には同法38条1項にはあてはまらず(これはリアルでの演奏のみに適用される)、公衆送信(用語については以下説明します)の侵害の問題になる可能性があります。

公衆送信についての判例は多くはないのですが、まねきTV事件(知的財産高等裁判所判決)が参考になるかと思います。

以下は、この判決を参考(言葉の定義等も含めて)にしております。

まず公衆送信とは、同法2条1項7号の2に「公衆によつて直接受信されることを目的として無線通信又は有線電気通信の送信」「を行うことをいう。」
(条文の()内は略。それ以外の箇所は全部掲載。著作権法はインターネットでも閲覧可能です)

とあります。放送、有線放送、自動公衆送信が公衆送信の代表的なものですが、これらは下位概念でありこの3つに限るわけではありません。

自動公衆送信とはインターネットが代表的なもので、アクセスによって著作物が送信し得るようにすることをいいます。

ですが、今回の場合が自動公衆送信に当てはまらないことは明らかです(演奏者自身が演奏しなければ公衆は受信することが出来ないからです)。


では、マビノギ内での演奏が、公衆送信の概念に含まれるかどうか考えてみたいと思います。


まず、「無線通信又は有線電気通信の送信」とありますので、例えば金銭を受取らないで行う駅前での演奏とは違い、インターネットを介している以上マビノギ内での演奏は、公衆送信になりそうな気がします。


となると問題となるのが、「公衆によつて直接受信されることを目的」とする部分になります。

「公衆」とは特定多数又は不特定の人を示します。

そのため、友人数名であったり、知らない方が近くにいた場合、公衆となります。

ですから、絶対に他人に聞かれない状態での演奏(例えば、通行証が必要なダンジョンに一人で入る、影ミッションに一人で入るといった、100%他人が入り込む余地の無い状態)は「公衆によって直接受信されること」がないため違反にならないのではと思います。

では、「公衆によって直接受信されること」とはどういった事なんでしょうか。

まねきTV事件の判決には

「「公衆によって直接受信されること」とは、公衆(不特定又は多数の者)に向けられた送信を受信した公衆の各構成員(公衆の各構成員が受信する時期が同時であるか否かは問わない)が、著作物を視聴することによりその内容を覚知することができる状態になることをいうものと解するのが相当である」とあります。

これから考察するに、他の人がいるかもしれない状態(例えばダンバ街中)での演奏では、著作物を演奏すると聴いた人に「内容を覚知することができる状態」にすることであるため、公衆によって直接受信されることであり公衆送信であると考えられます(演奏という送信行為はそのまま公衆によって受信されます)。

周りに人がいないフィールドでやったからというのは、他人の存在を絶対的に排除する物ではないので無意味な主張です。

また、他の人に聴かせる事が目的ではないという主張は、他の人がいるかもしれない状態で演奏している以上退けられます。

すなわち、マビノギ内での演奏は公衆送信と解することになります。

そのため、同法38条の主張ができず、著作権者に許可無く著作物を演奏する場合には同23条の公衆送信権について著作権侵害にあたると考えました。

以上の事より、マビノギ内での演奏は、一人で入れて他の人が入ってこれないダンジョン等公衆の存在を排除できる場所での演奏を除き、著作権を侵害しているとの結論に至りました。



こんな長い文章を読んでくださった方、大変にありがとうございました。


公衆送信権に関する判例は非常に少ないため、今後他の判例が出ることによって今回の結論が変更される可能性はあるかもしれませんし、そもそも私の理解が間違っている可能性は充分にありえます。

そもそも公衆送信に該当しないのかもしれませんし。


考察すること自体は、すごく私の勉強になりました。

尚、著作権が無い曲を演奏することは著作権を侵害することに当たらないと思います。
(オリジナルや著作権が切れているクラシック等)

---------以上本文です---------


以下追記です。

1.ゲーム音楽であれば著作権を侵害していないのか

マビノギ以外のゲームをやらないのでよく分かりませんが、ゲーム音楽についてはJASRAC等に登録していなく、ゲーム会社が直接管理していて、携帯の着信音なんかになっている物もあるようです。

ですが、著作権が放棄されていないのであれば、ゲーム音楽であっても著作権の侵害となる可能性があります。

ただ、ゲーム会社が訴える事があまりないだけなんだと思います(実際にあったかどうかは知りません)。



2.youtube等への演奏動画の投稿と、それを自分のブログに掲載することについて

youtube等はいくつかの著作権管理団体と提携を結んでいるため、音源をそのまま使用しないのであれば著作権侵害は問題になりません。

そのため、マビノギ内での演奏が著作権侵害かどうかを考えなければ、投稿自体は問題ないはずです。

ですが、youtube等の著作物動画を埋め込み形でブログに張り付けることは著作権侵害になります。

これは、自身のキャラで演奏された動画であっても著作権侵害です。

埋め込み形で自身のブログにのせると、自身の創作物(ブログ)の一部に著作権を侵害している楽曲を使用しているとみなされるからだそうです。

URLだけのリンクであれば、たぶんセーフだと思います。

ですが、「違法複製物が掲載されて」いるサイトに「リンクを張ることによって公衆への無断送信を拡大しているとして、不法行為責任の問題は生じうる」(※1)という事も考えられますので、注意が必要です。
(※1 高橋和之、松井茂記著、インターネットと法、有斐閣 第2版を参照いたしました)


3.演奏会等のイベントについて

 可能性の話ですが、追記2で不法行為責任の問題が生じうるとした場合、マビノギ内での演奏により著作権が侵害されるとするならば、イベントの運営者が、出演する演奏者が著作権侵害楽曲を上演することをあらかじめ知っていたにもかかわらず止めなかった場合には、不作為であったということで同様に不法行為責任が問われる可能性もあるのかなと考えました。


あくまで可能性の話であり、すべては自己責任でお願いします。


追記の追記!(2011.1.26)

記事をご覧頂ありがとうございます!

調べて考えて書いた記事とはいえ、なにぶん法律を体系的に学ぶ前に(今だってそれに産毛が生えた程度ですけれども…)書いた記事ですので、今読むと頑な過ぎるところもあります。

とりあえず追記で書いた2と3についてですが、全くありえないわけじゃないけれども現実的ではないとだけ追記させてください。
幇助の余地はあるかもしれませんが、どうこう言われるようなレベルの問題ではないと思います。


ブログというものの性質上書いた記事は公開していますが、冒頭にあるとおり私自身が他の方の演奏に対してこの考えを主張することはありませんでしたし、これからもありません。

楽しくマビライフを送る上での一つの考えとして参考にしていただければ幸いです。


それと、私自身はJASRAC万歳!という人間ではありません。好きでも嫌いでもなく、著作権を管理する団体の一つという程度の認識です。

さらにいえば、著作権楽曲をマビ内で演奏しても問題ないんだったらやりたいよ!という人間です。

この記事で間違っている点や不明な点がありましたら、コメント・拍手でいただけると大変ありがたいです。
いつお返事できるか分かりませんが、分からなかったことは調べたり他の人にも聞いたりしてできるだけご返事したいと思います。



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【 2008/12/22 (Mon) 】 MML・著作権関連 | TB(0) | CM(0)
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